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進行した胃がんをどのように治療するか?

胃がん治療の最初の選択肢は外科治療(手術)です。進行がんでも、可能な限り手術を行い、化学療法を追加するのが一般的な治療法です。

しかし、がんが他の臓器に浸潤や転移をし始めると、手術は困難になります。手術では完全に切除できない、または切除できたとしても、合併症や後遺症の危険が大きくなるからです。

このような場合の治療は、画一的に決まってはいません。治癒が望めたり、完治する確率が高いと言える治療法が今のところまだないからです。また、患者はそれぞれがんの性質や進行状態、患者自身の体力などが異なっており、患者により選択できる治療法も異なってきます。

そこで医師はあらゆる治療法を視野に入れ、患者や家族の希望も取り入れながら、その時点で患者にとって最も良いと思われる治療法を選択していきます。その治療法も1つだけと言うことではなく、複数の治療法を組み合わせたり、患者の病状の変化に応じて治療法を切り替えたりもします。

治療の主眼をどこにおくかによっても、治療の手法は大きく変わります。完治を目指すのか、延命を主目的とするのか、がんの積極的な治療はせず、症状を和らげることによって残された時間をより充実させることに努力を注ぐのかなど、治療の目標は様々です。

患者が積極的な治療を望んだとしても、治療に耐えるだけの体力がなかったり、70〜80歳以上の高年齢だと、大きな危険を伴う積極的な治療は避けることもあります。

切除が困難なほど進行したがんに対して積極的な治療を行う場合、一般的には、まず化学療法を試みます。胃の内部からがん細胞が腹腔へとこぼれ落ちた結果、臓器等を包む腹膜に多数生じた転移がん(腹膜播種)に対しては、最近では、全身化学療法や温熱化学療法を持ちます。

抗がん剤にあまり効果が見られなかったり副作用が大きい場合は、放射線治療を行うこともあります。

これらの治療によって、がんが縮小したり転移したがんが消失したりすれば、残ったがんを手術で切除できることもあります。この場合は、完治は望めることもあります。

がんが大きくなりすぎて、消化管が詰まったり出血を起こしている場合には、腫瘍を切除したり、胃と小腸をつなぎ合わせる手術などを行います。このような手術を「姑息手術」と言います。

これらが一般的な治療の選択肢ですが、実験的な治療として、分子標的薬、免疫療法、温熱療法を行っている医療機関もあります。


●分子標的薬
分子標的薬は、がん細胞に特徴的に見られる分子をターゲットにする薬です。

例えば、がん細胞の表面にはしばしば増殖シグナルを送る分子が多数出現します。そこで、代表的な分子標的薬は、この分子に結合して働きを抑え、がんの増殖を抑えます。

他にも、がん細胞の増殖を助ける酵素の働きを抑えたり、がん細胞に栄養を送る血管の成長を止める分子標的薬などがあります。

今のところ胃がんに対して治療効果が認められているのは、ハーセプチン(トラスツズマブ)のみです。胃がん患者の一部はがん細胞の表面にHER2と呼ばれる分子が過剰に見られます。トラスツズマブは抗体の一種であり、HER2に結合することにより、HER2が増殖シグナルを送らないようにします。

HER2が見られる胃がんに対しては、この分子標的薬を他の抗がん剤と併用すると、治療効果が高くなることがわかっています。

トラスツズマブ以外にも、がんに栄養を与える血管の成長を抑える血管新生抑制剤のアバスチン(ベバシズマブ)mTORと言う酵素に結合してがんの増殖を抑えるアフィ二トール(エベロリムス)、トラスツズマブと似た働きを持つアービタックス(セツキシマブ)などの臨床試験が行われており、一部に効果が認められたとも言われています。

近年、がんにはその大もとになるがん幹細胞が存在すると考えられるようになりましたが、胃がんにもまたがん幹細胞と見られる細胞が見つかっています。

がん幹細胞は従来の抗がん剤や放射線治療など通常の治療によってはなかなか死なないことが知られています。そこで今、これらのがん幹細胞を攻撃できるであろう分子標的薬が研究されています。

とりわけ胃がんを含めて、体の様々ながんの幹細胞が発現していると言われる分子CD44に対する研究は世界各国で進められています。日本でも、胃がんの幹細胞に発現するとされるCD44バリアントという分子に対する分子標的薬について、臨床試験が計画されています。


●免疫療法
免疫療法とは、人体に本来備わっている免疫システムを強化することにより、がん細胞を攻撃するものです。別名「生物学的治療」とも呼びます。この治療法は、今のところ有効かどうか明らかではありません。

免疫療法にはいくつかの種類があります。胃がんに対して、過去には人間の体の免疫全体を増強する薬(免疫賦活剤)を抗がん剤と組み合わせる「免疫化学療法」が用いられてきました。しかし効果はあまり明らかではありませんでした。

そこで最近では、「ワクチン療法」が注目されています。患者の体内に、がん細胞が持つ特徴的な物質をワクチンとして送りこむ方法です。これによって免疫系は、がん細胞を異物あるいは敵と認識して、より活発に攻撃します。

ワクチンとしては、がん細胞そのものを無害化したものや、がん細胞の表面に見られる小さなたんぱく質(ペプチド)を用います。たんぱく質を利用するワクチンの1つは、すでに胃がんを含めて数種類のがんに試されており、がんが縮小したとも言われています。

ただし、免疫療法のみで胃がんのような固形がんを完治させることは難しく、抗がん剤と組み合わせて治療を進めたり、手術後の再発予防などの補助的治療として利用されることになると見られています。


●温熱療法
正常な細胞に比べて、がんが熱に弱い事を利用する治療法です。

がん細胞は、41〜42℃以上に加熱されると、その多くが死んでしまいます。そこで、他の治療法で効果のなかったがん患者に対し、マイクロ波(電磁波の一種)を使って体の深部のがんを温めたり、体の内部を温水で加熱したりする温熱療法が用いられます。

最近では、進行した胃がんに対しても温熱療法を導入している病院が少なくありません。とりわけ温熱化学療法は、腹膜播種を起こした患者に対してしばしば利用されます。

これは、腹腔内に直接、抗がん剤を溶かしたを水を入れて還流させる手法です。この治療で進行胃がんを治癒させることは困難ですが、腹膜の微小な転移がんに対しては有効だとする報告があるようです。

また、温熱療法は免疫力を向上させたり、体の痛みを和らげたりといった副次的効果もあり、がん患者に対しては疼痛治療を主目的として行うこともあります。

進行した胃がんの治療は、いまだ試行錯誤の状態です。しかし、従来からある治療法は次第に改良されており、また新しい治療法や抗がん剤も次々に登場しています。近い将来、進行胃がんの治療は大きく様変わりするかもしれませんので、期待したいものです。



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▼進行した胃がんの治療法は?【分子標的薬・免疫療法・温熱療法など】

【概要】
進行した胃がんをどのように治療するか? 胃がん治療の最初の選択肢は外科治療(手術)です。進行がんでも、可能な限り手術を行い、化学療法を追加するのが一般的な治療法です。 しかし、がんが他の臓器に浸潤や転移をし始めると、手術…

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